ドローン赤外線点検とは?電気主任技術者が解説【太陽光発電所のO&M】

太陽光発電所のドローン赤外線点検について、電気主任技術者が詳しく解説。点検の仕組み・発見できる異常・従来点検との違いまで網羅


ドローン赤外線点検とは?

太陽光発電所の維持管理において、近年急速に普及しているのがドローンを使った赤外線(サーモグラフィ)点検です。

従来の地上目視点検では発見が難しかったパネルの微細な異常を、上空から効率よく・短時間で検出できる点検手法です。

国土交通省の無人航空機操縦士資格制度の整備とともに、太陽光発電所のO&M(運転維持管理)において標準的な点検手法として位置づけられるようになりました。


赤外線点検で何がわかるのか?

赤外線カメラは、物体が発する熱放射(赤外線)を可視化します。正常に発電しているパネルと、異常のあるパネルでは発熱量が異なるため、この温度差を画像として捉えることで異常箇所を特定できます。

主に以下の異常を検出できます。

① ホットスポット

パネル内部のセルが局所的に過熱する現象です。バイパスダイオードの故障や、セルのひび割れ、部分的な汚れや影が原因となります。放置すると発電損失の拡大や、最悪の場合は焦げ・発火リスクにつながります。

② バイパスダイオード故障

パネル内のバイパスダイオードが故障すると、特定のセル列が発電に参加できなくなります。赤外線では、その列全体が高温になるパターンとして現れます。

③ PID現象(電位誘起劣化)

パネル内部で電位差によって劣化が進む現象で、広範囲にわたる温度上昇として確認できます。早期発見が発電量回復の鍵になります。

④ 接続不良・断線

ストリング単位での発電停止は、接続箱やケーブルの断線・接触不良が原因のことがあります。赤外線点検と合わせてストリング電流測定を行うことで、より正確な診断が可能です。


従来の地上点検との違い

項目地上目視点検ドローン赤外線点検
点検速度低い(パネル1枚ずつ確認)高い(1MWあたり約1〜2時間)
発見精度目視できる損傷のみ熱異常・内部劣化も検出可能
安全性傾斜地・広大サイトでリスクあり地上に立ち入らず安全
コスト人件費・時間コスト大効率的で費用対効果が高い

ドローン点検は地上点検を代替するものではなく、組み合わせることで最大の効果を発揮します。赤外線で異常箇所を絞り込み、その箇所を重点的に地上で精査するという流れが理想的です。


SolaLeafのドローン点検について

当社SolaLeafでは、国土交通省認定の二等無人航空機操縦士の資格を持つ担当者が、サーモドローン(可視光・赤外線・望遠の3カメラ搭載)を使用して点検を行っています。

また、当社の担当者は電気主任技術者でもあるため、飛行データの取得にとどまらず、熱異常の原因特定・電気的診断・改善提案まで一貫して対応できるのが強みです。

  • ✅ 包括申請による迅速な飛行許可対応
  • ✅ 点検後の詳細レポートを提供
  • ✅ 群馬県・埼玉・長野エリアに対応
  • ✅ 高圧・低圧の発電所どちらにも対応

まとめ

ドローン赤外線点検は、太陽光発電所の発電ロスを早期に発見し、収益を守るための有効な手段です。特に広大なサイトや、地上からでは確認しにくい傾斜地のある発電所では、その効果は顕著です。

「自分の発電所に赤外線点検が必要かどうかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。現地の状況に合わせて最適なプランをご提案します。


📩 お問い合わせはこちら お問い合わせフォーム Mail:solaleaf.info@m-kanko.com

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