太陽光発電所における猛暑の影響 温度上昇による設備故障
記録的な猛暑が続いていますね。
この高気温は、太陽光発電所が設置されている様な緑豊かな土地においても変化が発生しています。
主に下記2点の認識を改める必要がありそうです。
例1)発電事業者:当社の発電所は比較的涼しい箇所にあるから大丈夫。
→今年は、暑いです。周囲温度の上昇は、PCS含む発電機器には悪影響しかありません。
特にPCSは熱による停止、故障が頻発しています。早急な対策が必要となります。
また、発電設備、高圧受変電設備の設計上の外気温(10年前)との差異が発生している可能性もあります。(よって故障します。)
1度しっかりと点検、メンテナンスしてみる必要があります。
引用記事:過去最高ペースで頻発するPCSの故障、酷暑で急増 - トラブル - メガソーラービジネス plus : 日経BP
例2)発電事業者:遠隔監視を確認しても温度も日射も問題ない。
→その機器は定期的に校正していますか?
古いものでFIT初期の発電所は、10数年が経過しております。
既に校正期限は過ぎております。また、数値のずれにより正確な理論発電量の計算ができません。
パネルや設備は劣化しているのに、把握できていない現状があります。


